少なくとも、人間の体はおおよそ60%が水です。水は私たちの生命活動には欠かすことのできない物質ですので、水分が少ない「脱水」という状態にはできるだけならないように、こまめに水分を摂ることが必要です。
以下に目安をまとめてみました。
水分の減少率と体の機能の関係
2%減 → 喉の渇き・運動機能低下
3%減 → めっちゃ喉の渇き&ぼーっとする
5%減 → めまい、疲れ、頭痛
10%減 → 痙攣
20%減 → 死にます。
たかが脱水、されど脱水。甘く見てはいけません。
人流が明らかに少なかった令和3年でさえ、職場での熱中症による死亡者及び休業4日以上の業務上疾病者の数は547人。 うち死亡者数は20人。という数字が出ています。
どれくらいの水を飲めば良いのか?
成人が呼吸、消化、汗で失う水の量は1日に平均2.5リットルです。その分の水分を摂らなくてはバランスがとれません。呼吸で水が使われるということは、外で運動したり汗をかいたりしなくても、生きているだけで水分が失われるということなんです。
難しいことは抜きにして、厚生労働省の提示している水の推奨量は、平均的な日本人は1日あたりコップに2杯の水を足すと良いとされています。(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/topics/bukyoku/kenkou/suido/nomou/index.html#03)
飲むものは水が一番安く簡単なのですが、カフェインの含有量が多い飲み物やお酒は利尿作用があるため、水の量としてはカウントできません。麦茶、はとむぎ茶、黒豆茶、ハーブティー全般、水、炭酸水などで水分を摂ると良いと思います。
健康を維持する上で一番簡単で一番安い方法は水を飲むこと。まずは1日にプラスコップ2杯からはじめてみましょう。