前回は不眠症の現状についてお伝えしました。(不眠症の人が多すぎませんか? <現状編>)言っておきますが、不眠症は普通じゃないですよ?絶対に治すべきです。せっかくの人生、無駄に眠いなんて勿体無いじゃないですか。
睡眠というのは実はまだまだ謎が多いそうで、それでもどんどん新しい事実が明らかになってきています。カイロプラクターという立場からいくつかヒントをお伝えします。
①睡眠は量より質が問題。
実は何時間眠ったかというのはあまり関係ありません。どれだけ質の良い眠りだったかの方がよっぽど大事なんです。巷の平均睡眠時間に惑わされないで下さい。
②刺激物を避ける。
カフェインは睡眠を妨げるのはもはや常識ですが、刺激物には辛いものやお酒も含まれます。酒を飲むとよく眠れるというのは導入だけで、睡眠が浅くなったり早く起きたり、サイクルが崩れます。酒と睡眠は相性が悪いんです。
③よい寝具を選ぶ。
枕、マットレス、ふとんにはお金をかけましょう。人生のほぼ3分の1はそこで過ごします。1日に1時間も乗らない車に何百万もかけるのに、寝具にはそんなにお金をかけないのはなぜ?と思ってしまいます。値段と品質は通常は比例すると思います。でも、体に合うかどうかはまた別問題。枕の考察については過去記事(正しい枕の考察)を読んでみて下さい。
④自分なりにストレスを解消させる
心と体には境界線がありません。心が落ち着けば体も落ち着きます。ゆっくりお風呂に入る、好きな本を読む、体を動かす、心地よい音楽を聴く、なんでもいいので自分なりにストレスを解消させるものを一つでもいいから持ちましょう。
⑤呼吸法を試す
体はゆっくりとリズミカルな呼吸をしていると落ち着いてきます。3秒呼吸というのを実践してみるといいでしょう。息を3秒かけて吸う→3秒止める→3秒かけて吐く→3秒止めるを繰り返して行います。私はこれで10サイクル目くらいに落ちます。(単純ですから。)
⑥カイロプラクティック
体が活動的になるときと休む時、自律神経の働きが関係しています。自律神経は背骨に沿って通っています。だから背骨を矯正するカイロプラクティックのケアによって自律神経の働きの正常化が期待できますので、不眠症にはもってこいです。また、体の緊張がほぐれることでよく眠れるようになります。
以上、薬を飲む前に実践してみましょう。