去年より来ていただいている患者さんのケースをご紹介します。

年齢は70代前半、股関節と首の痛みで来られました。

特に右の股関節の痛みが顕著で、10分以上の歩行、階段の上り下りに支障があるとのことでした。15分以上歩くと、次の日の朝に股関節の痛みがひどくなり、回復するまで2、3日を要するというような状態でした。医師に相談したところ、人工関節の手術も視野に入れたほうが良いとのアドバイスだったのですが、患者さんご本人の強い希望により温存療法を模索しておられました。

結果から言えば、現在、その患者さんは股関節の痛みが80%以上(ご本人の判断)回復し、4時間連続で歩行しても痛みが無く、次の日に痛みが残ることも無くなりました。

この方はどうして回復したのでしょうか?

カイロプラクティックのおかげだ!と声を大にして言いたいところですが、この患者さんの場合はカイロプラクティックだけではここまでの回復は見込めなかったと思います。最初は週に1回のケアからスタートし、痛みが少し改善し始めたころから運動の指導をしました。お尻、太もも、ふくらはぎの筋力の低下が回復を邪魔していると感じたからです。

カイロプラクティックのケア患者さんご本人の努力の結果、徐々に症状が改善していきました。

事故や怪我や先天性疾患を除けばほとんどの場合、現在の症状は生活習慣が大きく関わっています。どんなに素晴らしいカイロプラクティックのケアを受けても生活習慣を見直して改善しない限り、長期的な回復はあり得ないと言っていいでしょう。

インスリンを注射しながら大盛りのチョコレートパフェを食べていては意味がありません。

この患者さんは以前より明るくなりました。痛みから解放されたことと、自分の足でどんどん歩いて好きなところに行ける喜びが、精神的な健康にもプラスになった典型的な例です。このようなケースを見るといつも思うのですが、症状を改善させるにあたって年齢はあまり関係ないと思います。その年齢にはその年齢の回復する幅があります。個人差はありますが、「もう年だから」というのはただの言い訳でしかないのです。「もう年だから」とだんだん体が衰えていくのをじっと待っているのはすごく勿体無いとは思いませんか?

当オフィスの特徴は、患者さんの現在の状況を問診時にじっくり聞き、安全で適切なカイロプラクティックの施術と実現可能な生活習慣の改善アドバイスによって長期的な症状の改善と本当の健康を実現するお手伝いをします。

何を試してもダメだったという方、もうほとんど諦めている方、大歓迎です。僕にお手伝いをさせてください。