ピーナッツ(ピーナッツの粉を含んだベビーフードなど)を生後6ヶ月以内に食べさせることでピーナツアレルギーになるリスクを下げることができるという新しいガイドラインを発表しました。
まとめると次のようになります。
・他のアレルギーまたはひどい湿疹のある子は、医師の指導のもと生後4ヶ月から6ヶ月の間にピーナッツを含んだ食品を食べさせること。
・軽い湿疹のある子供には生後6ヶ月後からピーナッツを含んだ食品を食べさせること。
・他のアレルギーや湿疹がない子供に対してはピーナッツを含んだ食事をどのタイミングで食べさせても良い。
このガイドラインの責任者であるDr. Anthony Fauciは、「このガイドラインが医療従事者によって広められることで、ピーナッツアレルギーになりやすい子供たちや、ピーナッツアレルギーの発生率を激減させることになるかもしれない」としています。
この研究で分かったのは、ピーナッツアレルギーのリスクを80%下げることができる、というものなので、その効果は今後大いに期待できますね。
※小さい子供にピーナツをそのまま食べさせると喉に詰まらせる恐れがあるため、気を付けてください。それと、ピーナッツを食べさせたことによるいかなる害に対しても私は一切保証しませんので、”あくまで自己責任のもと”でお願いします。
参考文献
アメリカ国立アレルギー・感染症研究所(英語)
ピーナツアレルギー予防のためのガイドライン
https://www.niaid.nih.gov/news-events/nih-sponsored-expert-panel-issues-clinical-guidelines-prevent-peanut-allergy