“The doctor of the future will give no medication, but will interest his patients in the care of the human frame, diet and in the cause and prevention of disease. ~ ”
未来の医師は薬を使わず、人間の骨格、栄養、病気の原因と予防に注目するようになるだろう。
-トーマス・エジソン
この予言は当たっているでしょうか?
エジソンが残したこの言葉が意味するものがまさにヘルスケアです。
これに対して病気になってから治す、これがシックケアです。
ヘルスケアとは、体のメンテナンス、体の機能向上のためのケア、予防のためのケアおよびそのための教育や啓蒙活動のことを指します。
欧米諸国に比べると、日本ではまだまだシックケアが主体で、ヘルスケアに重点が置かれているとは言えません。これらが私たちや社会に与える影響を考えてみると色々なことが見えてきます。
ヘルスケアには限界が無い
体の健康を増進するために運動をする、体に良いものを食べる、栄養補完食としてのサプリメントをとる、カイロプラクティックのケアで体のバランスを整える、趣味や宗教で精神・心の安静を得る等々、健康のためのケアには非常に選択肢が多く、またそれに限界はありません。これに対してシックケアはどうでしょうか?病気になってしまえば、それに対する治療方法はにそんなに選択肢はありません。安静にしていれば治るものであれば問題ないでしょうが、大量の投薬や手術による治療になった場合は身体的負担も非常に大きくなります。
ヘルスケアは経済的
生活習慣病の代表格であるガンを例にとると、胃がんの平均入院日数は20.2日で、治療費は約25万円(日経新聞・医療保険より)です。ガンが再発すればもっと費用がかかります。完璧な生活習慣を送っていればガンに絶対ならない!とは言えませんが、25万円をガン治療で使う必要が無ければ、それを何に使いますか?スポーツジムの月会費が10000円だとすると、おおよそ2年間分です。25万円あれば毎日相当な量の野菜を食べる事が出来ます。25万円あればそこそこのグレードの旅行ができるでしょう。当オフィスのケアに換算すれば、25万円で55回分のカイロプラクティックケアが受けられます。このように、健康でいる事自体がとても経済的なことなのです。
ヘルスケアは生活の質への投資
”自分に投資する”という言葉をよく耳にします。資産の大小や性別や国籍に関わらず全ての人間に均等に与えられている資産は時間です。上記の胃がんの例では実に平均20.2日という時間が治療の為に失われた事になります。この20日間が全部自分のために使えるとしたら何をしますか?ヘルスケアとは生活の質を豊かにするためにとても役に立ちます。
私が提供するカイロプラクティックの目標はヘルスケアです。最初は肩こり、腰痛、頭痛、座骨神経痛などの色々な症状を持っている方でも、最後にはヘルスケアに注目して欲しいと心から願っています。
私は、最も合理的で有効なカイロプラクティックのケアとは「別に体は痛くないし、特に気になる所もない時」に受けるケアであると信じています。だから例外無く、オフィスに来られる患者さんには痛くても痛くなくても1年に4回から6回のケアをお勧めしています。
エジソンが思い描いた未来が本当に来るのかどうか分かりませんが、このブログを読まれたなら、本当のヘルスケアとは何なのか?を改めて考えて頂ければ嬉しいです。