アセトアミノフェン(別名:カロナール)とは、解熱、鎮痛薬に使われる物質です。
詳しい説明はここを参照してください。↓
http://www.interq.or.jp/ox/dwm/se/se11/se1141007.html
リンク先は「おくすり110番」というサイトです。
アセトアミノフェンが入っている市販薬は
タイレノールA、ラックル、小児用バファリンチュアブル、ノーシン、ハッキリエースa、新リングル、バファリンプラス、エキセドリンA錠などがあります。
そのアセトアミノフェン摂取と子供の喘息との関連性が見つかりました。
International Journal of Epidemiology(国際疫学会誌)でノルウェー人の母親とその子供を対象に行われた研究が発表されました。その研究結果によると、妊娠中にアセトアミノフェンを摂取した母親から生まれた子供は他の子供に比べて喘息を発症する確率が13%高いことが分かりました。アセトアミノフェンの摂取量が多いほど喘息の発症率も高くなっていました。
この研究の主任であるMaria C. Magnus氏によると「この程度のリスクの上昇であればとくに摂取に関しては気にすることはない。摂取量を少し減らすことは考えても良いが、母親が必要な時には恐れずに使って欲しい」とコメントしています。
鎮痛剤は必要な時には必要ですし、痛みを和らげてくれる強い味方です。しかしながら、その副作用やリスクなどを理解した上で使っていますか?痛み止めは常用してしまいがちですが、そんなに飲んでも果たして大丈夫ですか?13%というリスクは考えようによっては低いものですが、ゼロではありません。
カイロプラクティックは妊娠中の腰痛や股関節痛に対して安全にケアをすることができます。薬に頼りたくないという方は一度ご相談下さい。
参考文献
http://ije.oxfordjournals.org/content/early/2016/02/05/ije.dyv366.full
Prenatal and infant paracetamol exposure and development of asthma: the Norwegian Mother and Child Cohort Study
Int. J. Epidemiol. (2016) doi: 10.1093/ije/dyv366 First published online: February 9, 2016