2歳児 ー 13グラム以下
3歳児 ー 15グラム以下
4-6歳児 ー 19グラム以下
7-10歳児 ー 24グラム以下
この数字は子供が1日に食べてもよい砂糖の量の目安です。
例えば一般的な甘いシリアルとオレンジジュースを朝食にした場合の砂糖の摂取量は、
シリアル1食分50グラム → 12グラム相当
100%オレンジジュース(濃縮還元)150ミリリットル → 15グラム相当
となり、朝食の時点で必要摂取量を軽く超えてしまいます。
角砂糖1個の重さがおおよそ3グラムなので、上の食事をした場合は、一食あたり角砂糖9個分です。(スティックシュガーも一本あたりおおよそ3グラムなので、やはり9本分となります。)
これを365日続けると、年間の砂糖の摂取量は、角砂糖で言うと、
9 x 365 = 3285個分です。
子供にこれだけの角砂糖を食べさせて平気ですか?
近年、子供の肥満と糖尿病が増加しています。食生活の変化がその大きな理由の一つと考えられます。
肥満:
文科省の調査では過去30年間で肥満の子供はおおよそ3倍に増えました。食事の時間のずれや内容の変化、運動量の減少などの様々な要素が原因になっていると言われています。
糖尿病:
2型糖尿病は昔は成人の病気でした。しかし、糖分の摂りすぎによる2型糖尿病を発症する子供が増えています。(特に中学生)
砂糖と注意欠陥・多動性障害(ADHD)
サウスカロライナ大学で行われた研究によると、多動の傾向にある子供が砂糖を摂るとよりコントロールができなくなるという結果が得られ、エール大学の研究でもADHDの子供達に砂糖を与えると集中力が著しく下がるという結果が得られました。
健康は選択。
何を選んで何を食べるのかを選択することはとても重要です。我々日本人は大変恵まれていますが、知ろうとしなければ一生知らずに済んでいくことが沢山あります。日本の未来(子供)のために情報を精査し、自分で選択することができるようになることが求められています。